
ナチュラルマッシュの正しい頼み方|丸顔/ベース顔/薄毛/ヘルメット通勤までカバーする大人メンズの最強オーダー攻略!を紹介しています。
「ナチュラルマッシュにしてみたいけど、どう頼めば失敗しないのか分からない…」そんな大人メンズの不安をまるごと解消するためのガイドです。この記事では、まずナチュラルマッシュの基本から、美容室/床屋での頼み方、通う頻度まで丁寧に紹介しています。
そのうえで、20代~60代の年代別、丸顔/ベース顔などの顔型別、くせ毛/猫っ毛/縮毛矯正/薄毛といった髪質/お悩み別に、具体的なオーダーのコツをまとめました。

さらに、短め~ミディアム/伸ばしかけ、ツーブロックや刈り上げの「何ミリ」設定、前髪/分け目/セット方法、ヘルメット通勤やビジネスシーンへのなじませ方まで網羅。
最後に、美容師さんへそのまま使える「伝え方テンプレ」も用意しているので、この記事を読み終わる頃には、自信を持ってナチュラルマッシュをオーダーできるはずです。
ナチュラルマッシュの正しい頼み方|丸顔/ベース顔/薄毛/ヘルメット通勤までカバーする大人メンズの最強オーダー攻略!
「ナチュラルマッシュの正しい頼み方|丸顔/ベース顔/薄毛/ヘルメット通勤までカバーする大人メンズの最強オーダー攻略!」ということで、10個のコンテンツ「まず押さえたい「ナチュラルマッシュの頼み方」の基本!」「年代別|20代~60代のナチュラルマッシュの頼み方!」「顔型/骨格別|自分に似合うナチュラルマッシュの見つけ方!」「髪質/お悩み別|ナチュラルマッシュの頼み方!」「長さ/シルエット別|短め~ミディアム/伸ばしかけの頼み方!」「サイド/後ろの切り方と刈り高さ「何ミリ」の伝え方!」「前髪/分け目/ニュアンスの指定の仕方!」「セット/スタイリング別|ナチュラルマッシュの仕上げ方をオーダーで伝える!<」「ライフスタイル別|ヘルメット通勤/ビジネスシーンでのナチュラルマッシュ!」「失敗しないための「美容師さんへの具体的な頼み方」テンプレ!」を紹介していきます。
まず押さえたい「ナチュラルマッシュの頼み方」の基本!

「ナチュラルマッシュにしてみたいけど、どう頼めばいいか分からない…」「変に重くなってヘルメットみたいになったらイヤだな…」
そんな不安を持ちながら、スマホで必死に画像を探しているメンズは多いと思います。
ですが、頼み方のポイントさえ押さえておけば、初めてでも失敗する確率はグッと下がります。
この記事では、
●そもそも「ナチュラルマッシュ」がどんなスタイルなのか
●初めて挑戦する時に、美容師さんへどう伝えればいいのか
●美容室・美容院・床屋、どこで切るのが向いているのか
●どれくらいの頻度でカットすれば、きれいな形をキープできるのか
といった「ナチュラルマッシュの頼み方の基礎」を、最初にまとめて押さえていきます。
この部分を読んでおけば、後半の「年代別」「髪質・悩み別」「ビジネス向け」などの細かい頼み方も、ぐっとイメージしやすくなります。
まずは土台から、一緒に整えていきましょう。
ナチュラルマッシュとは?簡単に伝わるイメージとヘルメットに見えない条件
●ナチュラルマッシュの基本イメージ
「ナチュラルマッシュ」と聞くと、「若い子の髪型」「セットが大変そう」といったイメージを持つ方もいるかもしれません。
ここで言うナチュラルマッシュは、
・頭の丸みに合わせて、前髪~サイド~後頭部がやや丸くつながるシルエット
・ただし極端に重くせず、自然に毛先を動かせるくらいの軽さもある
・パーマをかけなくても、ワックスや手ぐしで少し動きをつけられる程度の長さ
といった「大人でも取り入れやすい、自然なマッシュスタイル」です。
●「ヘルメットっぽくならない」ための条件
ナチュラルマッシュで失敗しやすいのが、重さの出しすぎによる「ヘルメット感」。
ヘルメットに見えないためには、次のポイントが大事です。
・【条件1】前髪を真っすぐ切りそろえすぎない
→ 少しラウンドさせたり、束感が出るようにカットしてもらう
・条件2】サイド(横)の重さを調整してもらう
→ 耳周りがモサっとしていると、一気に重たく見えます
・【条件3】トップ(頭頂部)に少しレイヤー(段)を入れてもらう
→ 上に少し軽さがあるだけで、全体の丸さが自然になります
美容師さんには、例えばこんな一言が伝わりやすいです。
「ナチュラルマッシュにしたいんですが、ヘルメットっぽくならないように、トップとサイドは軽さを出してもらえますか?」
難しい専門用語をたくさん覚える必要はありません。
「マッシュだけど軽めに」「丸くなりすぎないように」と、仕上がりのイメージを素直に伝えるだけでも、美容師さんはカットのイメージを描きやすくなります。
初めてナチュラルマッシュに挑戦するときの伝え方とカウンセリングのコツ
●いきなりお任せはNG。「こうなりたくない」もセットで伝える
初めてナチュラルマッシュにする時にありがちなのが、
「流行りのナチュラルマッシュでいい感じにしてください」
と、ほぼ「丸投げ」でお願いしてしまうことです。
お任せ自体が悪いわけではありませんが、初めてのスタイルでは「こうなりたくない」イメージも必ず伝えるようにしましょう。
・「おでこはあまり出したくないです」
・「前髪は目にかからない長さにしたいです」
・「仕事柄、あまり派手にはできません」
・「ヘルメットっぽく重くなりすぎるのは避けたいです」
こういった「NGポイント」があるだけで、美容師さんは「やってはいけないライン」を把握できます。
●カウンセリングで伝えるべき4つの情報
ナチュラルマッシュに限らず、ヘアスタイルは「事前のカウンセリングが8割」と言われるくらい、事前の情報共有が大切です。
初めてナチュラルマッシュに挑戦するなら、最低限次の4つは伝えておきましょう。
1.普段のセットの時間
・「朝は5分以内で終わらせたい」
・「ワックスは使う/ほぼ使わない」
2.仕事・職場の雰囲気
・「スーツ職/制服/私服OK」
・「お客様対応が多いかどうか」
3.これまでの髪型でイヤだった点
・「前髪がすぐ目にかかるのが嫌だった」
・「横が膨らみやすくて頭が大きく見えるのが悩み」
4.今回の優先順位
・「セットしやすさを最優先にしたい」
・「多少セットが大変でも、見た目重視で」
この4つを踏まえて、美容師さんにこうまとめて伝えるとスムーズです。
「ナチュラルマッシュにしてみたいんですけど、朝のセットは5分くらいで、ワックスも軽くつける程度にしたいです。」
「仕事でお客様と会うので派手にはできないんですが、ヘルメットっぽくならない、自然な感じにできますか?」
●事前にスマホで「イメージの軸」を用意しておく
写真(髪型画像)があると、美容師さんとの共通認識が一気に取りやすくなります。
・「このくらいの前髪の長さがいい」
・「このモデルのような軽さが理想」
・「この写真のような重さは避けたい」
といったように、「やりたい方向」と「避けたい方向」の両方を1~2枚ずつ用意しておくと、カウンセリングがスムーズになります。
美容室・美容院・床屋のどこで頼む?それぞれの違いと選び方
●ざっくり違いを整理すると…
最近は「理容室でもおしゃれなマッシュができる」「美容室でもシェービング対応あり」など、線引きが曖昧になってきていますが、一般的なイメージとしては次のような違いがあります。
◆床屋(理容室)
・シェービング(顔そり)ができる
・刈り上げやフェードなど、短髪/ビジネススタイルが得意なところが多い
◆美容室・美容院
・長さのあるスタイルや、動きのあるデザインカットが得意なところが多い
・カラーやパーマとの組み合わせ提案も多い
ナチュラルマッシュは「丸み」と「軽さ」のバランスが大事なので、「レイヤーや質感調整が得意な美容師さん」にお願いするのが基本的にはおすすめです。
●こんな人は「美容室・美容院」向き
・マッシュは初めてで、しっかり相談しながら決めたい
・パーマ風にしたり、ゆるふわ感も出したい
・仕事とプライベートの両方で使える、少しおしゃれな雰囲気にしたい
この場合は、美容室の中でも
・メンズカットが得意
・マッシュスタイルのスタイル写真が多い
といったお店を選ぶと、ナチュラルマッシュの完成度は高くなりやすいです。
●こんな人は「床屋(理容室)」もアリ
逆に、次のような方は床屋・理容室でも十分対応してもらえるケースが多いです。
・元々が短髪~ベリーショートや坊主で、少し長さを出してナチュラルマッシュに寄せたい
・刈り上げやフェードをしっかり入れた、すっきり目のナチュラルマッシュにしたい
・顔そりも一緒にやってほしい
最近は、理容室でも「マッシュ」「ツーブロック」「フェード」など、トレンド系のスタイルを積極的に提案しているところも多いので、お店のスタイル写真や口コミを見て「マッシュ系の実績があるか」をチェックすると安心です。
オーダーの頻度はどれくらい?ナチュラルマッシュをきれいに保つ来店ペース
●目安は「3~5週間に1回」を基準に考える
ナチュラルマッシュは、シルエットのバランスが崩れると一気に野暮ったく見えやすいスタイルです。
特に、
・前髪が伸びて目にかかる
・横のボリュームが出て、頭が大きく見える
・襟足がモサモサしてくる
といった変化が出てくると、「あれ?美容室行かないと…」と感じるはずです。
一般的な目安としては、
・セットをほぼしない人 → 3~4週間に1回
・ワックスやアイロンで形を整える人 → 4~5週間に1回
くらいのペースを意識すると、きれいなナチュラルマッシュをキープしやすくなります。
●年代・髪質・仕事でも適切な頻度は変わる
・30~40代以降
→ 伸びたときの「清潔感の低下」が気になる年代なので、やや早めの来店がおすすめ
・くせ毛・天パ
→ 伸びると膨らみやすいので、3~4週間でメンテナンスすると扱いやすい
・薄毛が気になるメンズ
→ 伸びすぎると逆にボリューム不足が目立つこともあるので、形が崩れる前のカットが重要
来店したときに、美容師さんにこう相談しておくと、次回以降の目安も決めやすくなります。
「ナチュラルマッシュをきれいに保つには、どのくらいの頻度で来たほうがいいですか?」
美容師さんは、あなたの「髪質」「伸びるスピード」「生活スタイル」を見ながら、「○週間くらいを目安にしましょう」と具体的に教えてくれるはずです。
●「前髪だけ」「サイドだけ」のメンテナンスもアリ
忙しくて、毎回フルカットの時間が取れないという方は、
・前髪カットだけ
・サイドの刈り上げだけ
といった「部分的なメンテナンス」を利用するのもおすすめです。
・全体カット:4~5週間ごと
・前髪/サイドメンテナンス:その間に1回入れる
といったペースにすると、常に「整っている感」のあるナチュラルマッシュをキープしやすくなります。

年代別|20代~60代のナチュラルマッシュの頼み方!

同じ「ナチュラルマッシュ」でも、20代と50代では、似合うバランスも許される雰囲気も大きく変わります。
若く見えたいからといって、20代向けのままのマッシュをそのまま真似してしまうと、
・「ちょっと若作りしすぎかな…?」
・「職場の雰囲気から浮いてないかな…?」
といった違和感につながってしまうこともあります。
逆に、30代/40代/50代/60代の大人の男性でも、年代に合わせた頼み方さえ押さえれば、ナチュラルマッシュは「若作り」ではなく「洗練された大人のスタイル」としてハマります。
ここでは、
●20代:トレンド&遊び心をどう取り入れるか
●30代:清潔感と大人っぽさのバランス
●40代:若作りにならない「こなれ感」の出し方
●50代:薄毛/白髪を味方にするナチュラルマッシュ
●60代:落ち着きとボリューム感を両立する頼み方
といったように、年代別に「美容師さんへの具体的なオーダーの言い方」まで掘り下げていきます。
あなたの年齢のところから読んでもOKですし、「今後の参考に…」という意味で上の年代も一緒に読んでいただくのもおすすめです。
20代男性向けナチュラルマッシュの頼み方|トレンドと遊び心を出したい人へ
20代は、ナチュラルマッシュがもっとも挑戦しやすい年代です。
ただ、その分「流行りすぎて他の人と髪型が被る」「やりすぎてチャラくなりすぎる」といった悩みも出やすい時期でもあります。
●20代ナチュラルマッシュのキーワードは「抜け感」と「軽さ」
20代でナチュラルマッシュを頼むときは、次のポイントを意識して伝えると、今っぽいバランスになりやすいです。
・トップと前髪に少し動きが出るくらいの長さを残す
・サイドは膨らみを抑える程度に軽くしてもらう
・完全な重めマッシュではなく、「ナチュラル寄り」のマッシュにしたいと伝える
美容師さんには、こんなふうに頼むとイメージが伝わりやすいです。
「20代向けのナチュラルマッシュにしたいです。」
「重すぎず、軽く動きが出せるくらいの長さで、サイドは膨らまないように整えてもらえますか?」
●トレンド感を出したいときの+αオーダー
・柔らかい質感の「ゆるめパーマ」をかけて「パーマ風ナチュラルマッシュ」に
・前髪を少しだけ分ける「軽い73分け」や「センター寄りの分け目」を作る
・ツーブロックや刈り上げを「ほんのり見える程度」に入れて、スッキリ感を出す
美容師さんへの頼み方としては
「セットするときに動きが出るように、少しだけパーマ風にしてもらえますか?」
「流行りのナチュラルマッシュっぽく、前髪は軽く分けられるようにしてほしいです」
といった一言を添えるだけでも、「ただのマッシュ」から「今っぽいナチュラルマッシュ」にランクアップできます。
30代男性向けナチュラルマッシュの頼み方|清潔感のある大人カジュアル
30代になると、20代の頃よりも職場での立場や周りの目を意識するメンズが増えてくる傾向にあるようです。
・「若作りしているようには見られたくない」
・「でも、年齢より老けて見えるのも嫌」
そんな30代のナチュラルマッシュは、「清潔感のある大人カジュアル」がキーワードです。
●30代ナチュラルマッシュのバランス
・前髪は。目にかからない~ギリギリかかるくらいの長さに
・サイドは。耳に少しかかる程度 or 耳が少し見えるくらいでスッキリめ
・トップは、ペタッとしない程度に、ほんのりレイヤー(段)を入れてもらう
美容師さんには、こう伝えてみてください。
「30代でも違和感のないナチュラルマッシュにしたいです。」
「仕事でも浮かないように、清潔感重視で、前髪は目にかからないくらい、サイドはスッキリめにしてもらえますか?」
●スーツ/ビジネスにも合う一工夫
・前髪は完全な下ろしではなく、軽く流すようにカットしてもらう
・ツーブロックを入れる場合は、刈り上げ部分を見せすぎない長さに調整してもらう
・ワックスを使う場合は、ツヤ控えめのマット寄りを選ぶと上品な印象に
「オンの日は軽く流して、オフの日は少し動かしてラフに」といった2Wayで楽しめるナチュラルマッシュにしておくと、30代のライフスタイルにフィットしやすくなります。
40代男性向けナチュラルマッシュの頼み方|若作りに見えない上品なスタイル
40代になると、「若々しさ」と「貫禄」のバランスがさらに重要になってきます。
10代20代向けの重すぎるマッシュを真似してしまうと、「無理している感」が出てしまうことも。
●40代ナチュラルマッシュは「ほどよい丸み+適度な軽さ」
・シルエットは、マッシュらしい丸みを残しつつ、重さは控えめ
・前髪は、下ろしすぎず、少し「流す」 or 「分ける」方向に
・サイドと襟足は、スッキリめにして、全体の清潔感を強調
美容師さんへのオーダー例としては、
「40代でも自然に見えるナチュラルマッシュにしたいです。」
「若作りには見えたくないので、重すぎないように軽さを出して、前髪は少し流せるくらいの長さにしてもらえますか?」
といった伝え方が効果的です。
●白髪/量感を活かした大人マッシュ
・白髪がある場合は、あえて染めずに「自然なグレイヘアのマッシュ」もおしゃれ
・髪が多い人は、中のほうの量をしっかり減らしてもらうことで、スッキリしたシルエットに
・逆に毛量が少し減ってきた人は、スキバサミを入れすぎないようにお願いするのもポイント
「量は軽くしてほしいですが、薄く見えないように調整してもらえますか?」の一言があると、美容師さんも量の調整を慎重にしてくれます。
50代男性向けナチュラルマッシュの頼み方|薄毛や白髪が気になり始めた人向け
50代になると、多くの方が
-「前よりもトップが薄くなってきた気がする」
-「白髪が増えてきた」
といった変化を感じ始めます。
実はナチュラルマッシュは、薄毛や白髪をさりげなくカバーしやすいスタイルでもあるんです。
●薄毛をカバーするナチュラルマッシュのポイント
・トップに少し長さを残し、ふんわり見せる
・前髪を重くしすぎず、軽く下ろす or 斜めに流す
・サイドと襟足を短めにすることで、トップのボリュームを相対的に強調
美容師さんへのオーダーの一例は、
「50代なんですが、薄毛が少し気になってきました。」
「ナチュラルマッシュっぽく、トップにボリュームが出るようにしてもらえますか?」
「サイドと襟足はスッキリめでお願いします。」
といった伝え方です。
「薄毛が気になっている」という悩みを正直に伝えることで、カットだけでなくセット方法のアドバイスももらいやすくなります。
●白髪との付き合い方と頼み方
・白髪が多い場合:
→ 全体を暗く染めるよりも、少し明るめのカラーでなじませると柔らかい印象に
・白髪がまだ部分的な場合:
→ カットで動きをつけて白髪を散らすことで、目立ちにくくなる
「白髪も増えてきたので、ナチュラルマッシュで柔らかく見えるようにカットしてもらえますか?」と添えるだけでも、「白髪込みでバランスを取ったスタイル」にしてもらいやすくなります。
60代男性向けナチュラルマッシュの頼み方|ボリューム感と落ち着きを両立するコツ
60代になると、髪のハリ・コシ・量感がさらに変化してきます。
だからといって「もうおしゃれな髪型は無理かな…」と思う必要はまったくありません。
ナチュラルマッシュは、トップにボリューム感を出しやすく、きちんと整えれば「落ち着いた大人の雰囲気」を演出できるスタイルになると言えます。
●60代ナチュラルマッシュで大事にしたいポイント
・トップと前髪に程よい長さを残し、ふんわりしたシルエットに
・サイドと襟足は短めにして、清潔感とスッキリ感を優先
・前髪は「完全に下ろす」より、軽く流す/少し分けるほうが自然な印象に
美容師さんには、このように伝えるとイメージが伝わりやすいです。
「60代でも自然に似合うナチュラルマッシュにしたいです。」
「トップはふんわり見えるように長さを残して、サイドと襟足はスッキリめにお願いします。」
●「若作り」ではなく「若々しい」に仕上げるコツ
・無理にトレンドを追いすぎず、「似合う長さ」の範囲でマッシュ要素を取り入れる
・スタイリング剤は、ベタつきが少なく、軽くツヤが出る程度のものを選ぶ
・髪色は、真っ黒よりもほんのり明るいトーンや自然なグレイヘアのほうが柔らかく見える
「ナチュラルマッシュをベースにしつつ、60代らしい落ち着きと清潔感のあるスタイルにする」ことを意識して頼めば、年齢に合った「自然な若々しさ」を演出できます。
顔型/骨格別|自分に似合うナチュラルマッシュの見つけ方!

「ナチュラルマッシュにしたいけど、自分の顔に似合うか不安…」
実はここが、一番多い相談ポイントだったりします。
同じナチュラルマッシュでも、
・丸顔は「顔が大きく見えないか」が気になる
・ベース顔/エラ張りは「エラが強調されないか」が気になる
・面長気味「縦長に見えすぎないか」が気になる
など、顔型/骨格によって「失敗が怖いポイント」が違ってきます。
このパートでは、
・丸顔に似合うナチュラルマッシュの作り方と頼み方
・ベース顔/エラ張りさん向けの、骨格をカバーするナチュラルマッシュ
・「自分に似合うナチュラルマッシュ」を美容師さんと一緒に決めていくコツ
を、具体的なオーダーの言い方と一緒に紹介していきます。
「自分はどの顔型かな?」と思いながら読み進めてみてください。
丸顔に似合うナチュラルマッシュの頼み方|縦長シルエットを意識するポイント
丸顔の方がナチュラルマッシュをするときに一番心配なのが、
「さらに丸く見えて、顔が大きく見えないかな…?」
という点だと思います。
ナチュラルマッシュは、もともと丸みのあるシルエットなので、そのまま重く丸くしてしまうと「まん丸シルエット」になりやすいのは事実です。
ですが、いくつかポイントを押さえれば、丸顔メンズでもスッキリ見えるナチュラルマッシュにすることが可能です。
●ポイント①:トップに少し高さを出して「縦のライン」を作る
丸顔をスッキリ見せるには、縦のラインを少し強調してあげることが重要です。
・トップ(頭頂部)に少しレイヤー(段)を入れてもらう
・セットするときに、トップの毛を軽く立ち上げてもらうようにお願いする
美容師さんには、こんな一言を添えてみてください。
「丸顔なので、トップに少し高さが出るようなナチュラルマッシュにしてほしいです。」
これだけでも、「真ん丸」から「少し縦長寄り」のシルエットに寄せやすくなります。
●ポイント②:ほっぺた周りをさりげなくカバーする
丸顔のメンズは、頬周りがすっきり見えるかどうかも印象を左右します。
・サイドの髪を少し長めに残して、頬の一番出っ張るあたりをかぶせる
・ただし、重くなりすぎないように、中の量は軽く梳いてもらう
「頬のあたりが少し隠れるくらいの長さは残しつつ、重すぎないように軽さも出してほしいです。」
と具体的に言うと、輪郭をカバーしながらも、野暮ったくなりにくいです。
●ポイント③:前髪は「まっすぐ重め」にしすぎない
丸顔のメンズが避けたいのは、
・ぱっつん系の真っすぐ重め前髪
・眉下でガッツリ揃った、重めマッシュ
です。
前髪は、
・眉ライン~少し下くらいの長さ
・毛先を軽くぼかして、横に流せるようにカット
を意識してオーダーしてみましょう。
「前髪は、真っすぐ重くではなく、少し流せるようなナチュラルな感じでお願いします。」
これだけで、顔の丸さを強調しない前髪にしてもらいやすくなります。
ベース顔/エラ張りに似合わせるナチュラルマッシュの頼み方
ベース顔・エラ張りの方は、
・「エラが目立つのがイヤ」
・「横の張りが強調されないか心配」
という悩みをお持ちのメンズが多いです。
ナチュラルマッシュは、サイドのシルエットを調整しやすいスタイルなので、ベース顔のカバーにも向いていると言えます。
●ポイント①:サイドの長さで「エラのライン」をぼかす
エラ張りを和らげたい場合、サイドの長さとボリュームの位置がとても重要になってきます。
・エラの一番出ているあたりに、髪の毛先が少しかかるくらいの長さを残す
・ただし、その部分が膨らみすぎると逆効果なので、量は中でしっかり軽くしてもらう
美容師さんには、こんな感じで伝えてみてください。
「ベース顔でエラが気になるので、エラのあたりを少し隠せるように、サイドの長さを調整してもらえますか?」
「ただ、横に膨らみすぎないように中は軽くしてほしいです。」
「隠したい場所」と「膨らませたくない場所」をセットで伝えるのがポイントです。
●ポイント②:襟足は「スッキリめ」にして首まわりを細く見せる
ベース顔のメンズは、襟足をダラッと残しすぎると、頭?首までが四角く見えやすい傾向があります。
・襟足は基本的にスッキリ短め
・首のラインが少し見えるくらいでキュッと引き締める
ことで、顔~首のラインが全体としてスラッと見えやすくなります。
「襟足はスッキリめで、首まわりが細く見えるようにしてほしいです。」
と一言添えると、カットの方向性がかなり明確になります。
●ポイント③:前髪は「下ろす+流す」で骨格をやわらかく見せる
ベース顔/エラ張りのメンズは、
・完全なオールバック
・サイドをガッツリ刈り上げて上だけ残すスタイル
など、骨格を全部見せるスタイルだと、エラが強調されやすくなります。
そこで、ナチュラルマッシュでは、
・前髪は下ろしつつ、片側に軽く流す
・おでこを少しだけ見せる「軽い分け目」を作ってもらう
といった形にすることで、骨格のシャープさを和らげつつ、自然な雰囲気に仕上がります。
「前髪は下ろしつつ、片側に軽く流せるような感じでお願いします。」
と伝えると、ベース顔に合ったナチュラルマッシュになりやすいです。
「自分に似合う髪型としてのナチュラルマッシュ」を美容師さんと一緒に決めるコツ
「自分の顔型が正直よく分からない…」
「丸顔っぽい気もするし、面長っぽい気もする…」
というメンズも、実はかなり多いです。
そんなときは、自分で顔型診断を完璧にしようとしなくて大丈夫です。
大切なのは、
「自分の顔に似合うナチュラルマッシュを、一緒に考えてもらう」
というスタンスで美容師さんに相談することです。
●ステップ①:「自分で診断しきらない」ことも正直に伝えるステップ②:「なりたい印象」を共有するステップ③:「似合う範囲でどこまでナチュラルマッシュに寄せられるか」を相談する
顔型/骨格の話は、どうしても難しく考えがちですが、ポイントは「自分で完璧に判断しなくていい」ということです。
・自分で分かる範囲の悩み(丸顔っぽい、エラが気になる など)を伝える
・なりたい印象を一言で伝える
・「似合うナチュラルマッシュを提案してほしい」とお願いする
この3つさえ押さえておけば、美容師さんと一緒に「あなたに似合うナチュラルマッシュ」を見つけていくことができます。

髪質/お悩み別|ナチュラルマッシュの頼み方!

「ナチュラルマッシュ、かっこいいな…」と思っても、いざ自分の髪を触ると、
・「うねりが強いくせ毛だから無理じゃないか…」
・「猫っ毛でペタッとするし、再現できる気がしない…」
・「縮毛矯正してるから、ナチュラルっていう感じから遠そう…」
・「薄毛が気になってきて、マッシュにする勇気が出ない…」
と、髪質や悩みがブレーキになってしまうメンズはとても多いと思われます。
ですが実は、ナチュラルマッシュは、「髪質をどう活かすか / どうごまかすか」を美容師さんと相談しやすいスタイルでもあるんです。
このパートでは、
・くせ毛/天パを「武器」にするナチュラルマッシュ
・猫っ毛/柔らかい髪でもペタっとしにくい頼み方
・縮毛矯正の髪でヘルメットにならない工夫
・薄毛をさりげなくカバーしつつ、清潔感のあるナチュラルマッシュにするコツ
などを、具体的なオーダーの言い方つきで紹介していきます。
あなたの髪質の項目から、ぜひ読み進めてみてください。
くせ毛/天パを活かしたナチュラルマッシュの頼み方|ゆるふわ/パーマ風に仕上げる
くせ毛/天パのメンズは、「どうせ広がるから短くするしかない…」と諦めモードになりがちですが、実はナチュラルマッシュとの相性はかなり良いほうなんです。
マッシュ特有の丸みと、くせ毛の動きが合わさると、セットしなくても「パーマ風の質感」になりやすいというメリットがあります。
●くせ毛×ナチュラルマッシュで大事な3ポイント
1.トップの長さを残して、うねりを活かす
立ち上がる部分はあえて少し長さを残して、「ふんわり感」と「ラフな動き」を出す土台にします。
2.広がりやすい「サイドのボリューム」をしっかりコントロール
耳上~もみあげ周りが膨らみやすいので、中の量をしっかり軽くしてもらうのがポイントです。
3.前髪は「うねりを活かせる」長さに
あまり短くしすぎると、変な方向に跳ねやすくなるので、少し下ろせる長さを残して、自然にカールさせるイメージです。
美容師さんには、こんなオーダーが伝わりやすいです。
「けっこう強めのくせ毛(天パ)なんですけど、くせを活かしたナチュラルマッシュにしたいです。」
「広がりやすいサイドはボリュームが出すぎないように軽くして、トップは動きが出るくらい長さを残してもらえますか?」
●「パーマ風に見せたい」と一言添える
「くせ毛を“パーマっぽく”活かしたい」のか、「くせ毛をできるだけ目立たせたくない」のかで、カットの方向性は大きく変わります。
くせを活かしたスタイルにしたいなら、
「くせを抑えるより、どちらかというとパーマ風に見せたいです。」
とハッキリ伝えることで、
・毛先の残し方
・レイヤーの入れ方
・セットの前提(ノーセット/ワックス少し など)
が、あなたに合うように設定されます。
猫っ毛/柔らかい髪のナチュラルマッシュの頼み方|ペタっとしやすいメンズ向けボリュームの出し方
猫っ毛/柔らかい髪質のメンズは、
・「すぐにペタっとしてしまう」
・「トップのボリュームが出ない」
・「ワックスをつけると逆にベタついて重く見える」
といった悩みを抱えがちです。
ナチュラルマッシュを猫っ毛でやる場合は、「重さ」ではなく「軽さと空気感」でシルエットを作るイメージが大事です。
●ポイント① 根元がつぶれないように「段差」を入れてもらう
猫っ毛のメンズは、髪をそのまま重ねるだけだと、重さで根元がつぶれてしまい、余計にペタっと見えやすくなります。
・トップにレイヤー(段)を入れて、根元がふんわり動きやすいようにしてもらう
・表面の毛をほんのり短くして、空気を含みやすい長さにする
「猫っ毛でペタっとしやすいので、トップがふんわり見えるように段を入れてもらえますか?」
「ただ、スカスカにはならないようにお願いします。」
と伝えると、「軽さは出すけどスカスカにはしない」バランスにしてもらいやすいです。
●ポイント② サイドの量感調整は「中だけ軽く」
猫っ毛の場合、毛先まで軽くしすぎると、
・スカスカで頼りない質感
・まとまりが出ない
という状態になりがちです。
表面はある程度の厚みを残しつつ、中のほうだけ量を減らしてもらうという調整が理想です。
「猫っ毛なので、毛先がスカスカにならないように、中のほうだけ軽くしてほしいです。」
と一言添えると、質感の失敗が減ります。
●ポイント③ スタイリング剤は「軽さ重視」で相談する
猫っ毛のメンズは、スタイリング剤の重さでも仕上がりが変わります。
・オイルをつけすぎる → すぐぺたんこ
・ツヤの強いワックス → 重く見えがち
なので、カットと合わせてこう相談してみてください。
「猫っ毛なので、あまりペタッとしないスタイリング剤も教えてほしいです。」
「普段は、軽く動きが出るくらいのセットが理想です。」
美容師さんは、マット寄りのワックスやスプレー、ミルクタイプなど、あなたの髪質に合うアイテムを提案してくれるはずです。
縮毛矯正をしている人のナチュラルマッシュの頼み方|ストレートでもヘルメットにならない工夫
縮毛矯正をかけている髪は、
・真っすぐになりすぎて「動き」が出にくい
・重さを残しすぎると「つるんとしたヘルメット感」が出やすい
という特徴があります。
だからといってナチュラルマッシュを諦める必要はなく、「ヘルメットにならない工夫」を意識すれば、十分オシャレに仕上がります。
●ポイント①:表面にほんのりレイヤーを入れて「面」を崩す
縮毛矯正のストレート感は、メリットでもありつつ、面が整いすぎるというデメリットにもなりえます。
・表面の髪に少しレイヤーを入れて、まっすぐな「板」ではなく、「ふんわり面」にしてもらう
・毛先を軽くして、束感や動きが出せるようにする
「縮毛矯正をしているので、真っすぐすぎてヘルメットっぽくならないように、表面に少し段を入れて、毛先は動きが出るようにしてもらえますか?」
とオーダーしてみてください。
●ポイント②:前髪を「完全なぱっつん」にしない
縮毛矯正×パッツン前髪は、どうしても「カツラっぽさ」が出やすくなります。
ナチュラルマッシュでは、
・前髪を斜めに流せるようにカット
・少し束感が出るように、毛先をぼかしてもらう
といった調整が有効です。
「前髪は真っすぐではなく、軽く流せるような感じでお願いします。」
これだけで、印象がかなり柔らかくなります。
●ポイント③:アイロンありきなら、その前提も伝える
縮毛矯正をしていても、「セット前に軽くストレートアイロンを使う」というメンズもいます。
・朝にアイロンを使うのか
・ほぼノーセットでいきたいのか
で、カットの「再現性」の考え方も変わります。
「普段、朝に軽くアイロンは使えます。」
「逆に、ほとんどノーセットなので、乾かすだけで形になるようにしたいです。」
など、あなたのリアルなセルフセット習慣を正直に伝えることで、あなたの生活に合ったナチュラルマッシュにしてもらいやすくなります。
薄毛が気になるメンズのナチュラルマッシュの頼み方|さりげなくボリュームアップするポイント
「薄毛が気になり始めたから、もうマッシュは無理だろう…」と感じているメンズも多いですが、実はナチュラルマッシュは
・トップに長さを残せる
・サイド/襟足をスッキリさせることで
相対的にトップをふんわり見せられるという意味で、薄毛カバーと相性の良いスタイルでもあったりします。
●ポイント①:「トップ長め+サイド短め」でメリハリをつける
薄毛カバーの鉄板は、メリハリをつけることです。
・トップ:少し長さを残して、ふんわり感を出す
・サイド/襟足:短めに整えて、頭の横幅をスッキリさせる
これにより、視線がサイドではなくトップに行きやすくなり、ボリュームがあるように見えます。
美容師さんへのオーダー例はこんな感じです。
「薄毛が少し気になってきたので、ナチュラルマッシュっぽく、トップはボリュームが出るように長さを残して、サイドと襟足はスッキリ短めにしてもらえますか?」
●ポイント②:スキバサミの入れすぎに注意してもらう
薄毛が気になるメンズの場合、量を軽くしすぎると逆に地肌が目立ってしまうことがあります。
・表面はスキバサミを入れすぎない
・中の重さだけ少し調整してもらう
など、量の調整は慎重にしてもらう必要があります。
「ボリュームが減ってきているので、スキバサミは入れすぎないようにお願いしたいです。」
と一言添えることで、美容師さんもかなり意識してくれます。
●ポイント③:前髪は「重くしすぎない、軽く下ろす」が基本
薄毛が気になると、「前髪を重くして隠したい」という気持ちになりがちですが、前髪に重さを集めすぎると、逆に「そこだけ不自然に見える」ことがあります。
・前髪は「ほどほど」の厚みを残して、軽く下ろす or 流す
・生え際を隠しすぎず、目線を分散させる
ことを意識してオーダーしてみましょう。
「前髪は、生え際を隠しすぎず、自然に下ろせるくらいの厚みでお願いします。」
美容師さんも、薄毛の悩みをカバーするナチュラルマッシュを、カット+スタイリングで提案してくれるはずです。
長さ/シルエット別|短め~ミディアム/伸ばしかけの頼み方!

同じナチュラルマッシュでも、
・短め寄りでスッキリ見せたいのか
・ミディアム寄りで雰囲気を出したいのか
・伸ばしかけの中途半端な長さをどう整えたいのか
によって、オーダーの仕方や仕上がりの印象はガラッと変わります。
「仕事的にあまり長くできないけど、ナチュラルマッシュ感はほしい」
「坊主やベリーショートから、少しずつマッシュっぽくしていきたい」
「今まさに伸ばしかけで、扱いにくくて困っている…」
そんな状況ごとに、美容師さんへどう伝えれば良いのか、どこを長めに残すべきなのかを、ここでは整理していきます。
・短め~ベリーショート寄りからナチュラルマッシュに寄せる方法
・ミディアム~伸ばしかけを「重いだけ」にしないバランスの取り方
・襟足や横の長さで印象をコントロールする頼み方
を順番に見ていきましょう。
短め/ベリーショートからのナチュラルマッシュの頼み方|坊主から伸ばしていく場合も
「今はけっこう短め」「ほぼベリーショート」、そんな状態からナチュラルマッシュに寄せていく場合、いきなり完成形を目指そうとしないことが大事です。
●短めナチュラルマッシュのイメージ
短めのナチュラルマッシュは、
・耳はある程度見えるか、少しだけかかるくらい
・前髪は眉~目の間くらいで、下ろしても流してもOKな長さ
・トップは短めながらも、少し丸みが出るように長さを残す
といったバランスになります。
「短めなんですけど、ナチュラルマッシュ寄りにしたいです。」
「 耳まわりはスッキリめで、前髪は下ろせるくらいの長さは残してもらえますか?」
と伝えると、短い中でも「マッシュ感」を意識したカットにしてもらいやすいです。
●ベリーショート/坊主から「育てていく」頼み方
坊主や限りなく短いベリーショートからナチュラルマッシュを目指す場合は、段階的に完成形に近づけるイメージが現実的です。
◇1回目(まだかなり短い段階)
「これからナチュラルマッシュにしていきたいので、前髪~トップが伸びやすいように、サイドと襟足は短めに整えてください。」
◇2回目(前髪が少し下りるようになってきた段階)
「前髪とトップはマッシュっぽく丸みが出るようにして、サイドと襟足はまだスッキリめにお願いします。」
◇3回目以降(全体に長さが出てきた段階)
「前髪を眉くらいの長さで、ナチュラルマッシュとして形を完成させたいです。」
こんな流れで、2~3回のカットで理想のナチュラルマッシュに近づけていくイメージです。
「今はベリーショートなんですが、何回かに分けてナチュラルマッシュに育てていきたいです。」
「今日は、どこを残してどこを短くするのがいいか、相談させてもらえますか?」
といった話し方をすると、美容師さんも「長期プラン」でカットの設計をしてくれます。
ミディアム/伸ばしかけのナチュラルマッシュの頼み方|重さを残しつつ軽さも出すバランス
「ナチュラルマッシュにしたくて伸ばしているけど、今が一番扱いにくい…」
「ミディアムくらいの長さで、重いのか軽いのかよく分からない状態になっている」
こういった「伸ばしかけ」ゾーンは、ちょっとしたバランスの違いで「おしゃれ」か「ただのボサボサ」かが決まるゾーンでもあります。
●伸ばしかけナチュラルマッシュの悩み
・横が膨らんで、頭が大きく見える
・前髪だけ妙に重くなってきた
・襟足がうっとおしいけど、切りすぎるとまた短く戻ってしまう
こういった悩みが出てきたら、「長さを切る」ではなく「重さとシルエットを整える」方向でオーダーするのがポイントだと考えます。
●ミディアム/伸ばしかけで意識したいポイント
1.重さを残すのは「中間~毛先」、軽さを出すのは「内側」
ナチュラルマッシュ感を出すために、シルエット自体の「丸み」はある程度残します。
そのうえで、内側の毛量だけ軽くして、もさっと見えないように調整してもらいます。
2.サイドの広がりを抑える
耳の上あたりから膨らんで見える場合は、その部分の量を中心に減らしてもらうとスッキリします。
3.前髪の厚みと長さを整える
伸ばしっぱなしの重い前髪を、「マッシュっぽいラウンド感」を意識しながら切りそろえてもらいます。
オーダー例としては、こんな感じです。
「今、ナチュラルマッシュに向けて伸ばしている途中なんですが、全体の長さはあまり変えずに、重さとシルエットだけ整えてもらえますか?」
「特にサイドの膨らみと前髪の重さが気になっています。」
こう伝えることで、美容師さんも「伸ばす前提でのメンテナンスカット」に切り替えてくれます。
●「重さを全部取る」はNG。あくまで「調整」
伸ばしかけのときに、
・「軽くしてください」とだけ言う
・「スッキリさせたい」とだけ伝える
と、必要以上に梳かれてしまい、せっかく伸ばした長さが「スカスカで頼りない感じ」になることがあります。
そこで、
「ナチュラルマッシュにしたいので、重さはある程度残しつつ、内側の量だけ軽くするイメージでお願いします。」
と添えておくと、丸みは残しつつ、扱いやすい状態に整えてもらいやすいです。
襟足/横の長さで印象が変わる|襟足を残すかスッキリさせるかの頼み方
ナチュラルマッシュは、前から見たシルエットだけでなく、「横」「後ろ(特に襟足)」の長さで印象が大きく変わるスタイルです。
・襟足を残すかどうか
・サイドをどこまで短くするか
によって、
・少しストリート寄りの雰囲気
・キレイめな大人っぽい雰囲気
・ビジネスにも合う落ち着いた印象
などを調整できます。
●襟足を「残す」ナチュラルマッシュ
襟足に少し長さを残すと、ややラフでカジュアルな印象になります。
休日の雰囲気重視、ファッション好きな方に向きやすいシルエットに仕上がります。
オーダー例:
「ナチュラルマッシュで、襟足は少し残してラフな感じにしたいです。」
「ただ、もたつかないように軽さは出してもらえますか?」
※この場合、「どのくらい残すと仕事的に問題ないか」も美容師さんと相談しておくと安心です。
●襟足を「スッキリ短く」したナチュラルマッシュ
襟足を短めにスッキリさせると、清潔感とキレイめな印象が強くなります。
スーツやビジネスシーンが多いメンズや、ヘルメットをかぶる仕事のメンズにも向いています。
オーダー例:
「ナチュラルマッシュにしたいんですが、襟足はスッキリ短めで、首まわりがきれいに見えるようにお願いします。」
こうすると、前から見たときのナチュラルな丸みは残しつつ、後ろ姿だけはかなりきちんとした印象にすることができます。
●サイド(横)の長さで「顔周りの印象」が変わる
・耳まわりをスッキリ出す:
→ 清潔感・軽さ・シャープな印象
・耳に少しかかる程度で残す:
→ 柔らかい・少し中性的・こなれ感のある印象
どちらが正解ということはなく、「顔型」「職場の雰囲気」「服装の好み」などで決めていくポイントです。
美容師さんには、こんなふうに聞いてみるのもおすすめです。
「ナチュラルマッシュにしたいんですが、僕の顔立ちなら、サイドと襟足はスッキリめと少し長め、どちらが似合いそうですか?」
と「プロの目線」を借りてしまうのも賢いやり方です。
長さやシルエットは、同じナチュラルマッシュでも「あなたらしさ」が一番出る部分でもあります。
・短めベースでスッキリさせるのか
・ミディアム寄りで雰囲気重視にするのか
・襟足と横の長さでどこまで「きちんと感」を出すか
を、美容師さんと相談しながら決めていくことで、「あなたの生活とキャラにフィットしたナチュラルマッシュ」に近づいていきます。

サイド/後ろの切り方と刈り高さ「何ミリ」の伝え方!

ナチュラルマッシュで意外と差が出るのが、サイド(横)と後ろのカット設定です。
同じ「ナチュラルマッシュ」でオーダーしても、
・サイドを刈り上げてスッキリさせるのか
・ツーブロックにして、上の毛を被せるのか
・刈り上げをせずにナチュラルな長さを残すのか
で、横(サイド)と後ろ姿の印象はまったく変わってきます。
さらに、バリカンを使う場合は
「刈り高さは何ミリでお願いします」と伝えるかどうかも重要なポイントになってきます。
このパートでは、
・ツーブロック×ナチュラルマッシュで刈り高さ「何ミリ」が目安になるのか
・刈り上げ/フェードを入れるときの、ミリ数の考え方とビジネス向きのバランス
・ツーブロックなし/刈り上げなしで自然に仕上げたいときの伝え方
を順番に解説していきます。
「刈り高さは何ミリと伝えればいいのか分からない…」というメンズは、ぜひここで一度整理しておきましょう。
ツーブロックのナチュラルマッシュの頼み方|刈り高さ何ミリで迷ったときの目安
サイドをスッキリ見せたいときにおすすめなのか、「ツーブロック×ナチュラルマッシュ」です。
上から長い毛をかぶせるので、上は柔らかく、下はスッキリというメリハリのあるスタイルになります。
とはいえ、いざオーダーしようとすると、
「ツーブロックにしたいんですけど…サイドは何ミリがいいですか?」
と迷ってしまうメンズも多いと思います。
●まずは「どのくらい見せたいか」を決める
ナチュラルマッシュと組み合わせるとき、ツーブロックの刈り上げをどのくらい「見せたい」かで雰囲気が大きく変わってきます。
・ほとんど見えないくらいで、あくまで膨らみ防止として入れたい
・耳周りはスッキリさせて、近くで見るとツーブロックが分かるくらいがいい
・がっつり見せる、ややメリハリ強めのスタイルにしたい
この方向性によって、刈り高さのミリ単位設定の目安も変わってきます。
●ツーブロックの刈り高さ設定のざっくりした目安
※サロンによって多少差はありますが、イメージとしての目安です。
・6mm前後:地肌が見える目安
→ とても自然。仕事柄きちんと感が必要な人でも馴染みやすい
・4.5mm前後
→ ツーブロックのメリハリも分かる。程よくスッキリ
・3mm以下
→ すっきり感強め。かなり「攻めた」印象に
「初めてで無難にいきたい」なら、刈り高さ「6mm~9mm」くらいからスタートして、慣れてきたら少しずつ短くしていくのが安心です。
美容師さんへのオーダー例:
「ナチュラルマッシュにツーブロックを入れたいです。」
「初めてなので、あまりガッツリ見えすぎない感じで、サイドは「6mm~9mm」くらいから試してみたいんですが、どうでしょうか?」
といった感じで、「刈り高さ+仕上がりイメージ」をセットで伝えると会話がスムーズです。
●「何ミリか分からない」場合の伝え方
刈り高さのミリ単位設定がまったくピンと来ない場合は、無理に数字を言わなくても大丈夫です。
「ツーブロックにしたいんですが、はじめてなので、ビジネスでも浮かないくらいの長さで、あまり地肌が見えすぎない程度にお願いします。」
と、「仕事で浮かない」「地肌が見えすぎない」といった条件ベースで伝えれば、理容師さんがいろいろ提案してくれます。
刈り上げ/フェードで作るナチュラルマッシュの頼み方|ビジネスにも合うすっきり感
攻めのツーブロックではなく、サイドと後ろ全体を普通に刈り上げるスタイルも、ナチュラルマッシュと相性がいいです。
刈り上げの度合いによって、
・ほんのりスッキリしたビジネス寄り
・バーバースタイル寄りの男らしい雰囲気
まで、幅広く調整できます。
●刈り上げ×ナチュラルマッシュの基本イメージ
・サイド~後ろを、下に行くほど短くする(グラデーション)
・上に行くほど長さを残して、ナチュラルマッシュの丸みと自然につながるようにする
このとき、よく出てくるワードが「フェード」です。
・フェードカット
→ 地肌が見える刈り高さから徐々に長くしていく、メリハリのあるグラデーションの刈り上げ
ビジネスシーンでも浮かない範囲であれば、
地肌がしっかり見える刈り高さ0~1mmから始まる「攻めのフェード」ではなく、刈り高さ3~6mmのスタートで「控えめのフェード」に仕上げるがおすすめです。
美容師さんへのオーダー例:
「ナチュラルマッシュで、サイドと後ろは刈り上げたいです。」
「ビジネスでも大丈夫なように、刈り上げの下は3~6mmくらいからスタートするグラデーションで、控えめなフェードカットでお願いできますか?」
「地肌がどのくらい見えるか」が不安な場合は、「あまり地肌が見えすぎない範囲で、スッキリした刈り上げにしてもらえますか?」
と伝えておくと安心です。
●フェードに抵抗がある場合の頼み方
「フェード」という言葉に抵抗がある場合は、わざわざ用語を使わなくても大丈夫です。
「サイドと後ろを短めにしたいんですが、下から上に向かって自然につながるような刈り上げにしてほしいです。」
「あまり極端にはしたくないです。」
と伝えると、ごく自然なグラデーション刈り上げにしてもらいやすくなります。
ツーブロックなし/刈り上げなしで自然に仕上げるナチュラルマッシュの頼み方
「ツーブロックや刈り上げはちょっと抵抗がある」
「とにかく自然なマッシュにしたい」
「職場的に、あまり攻めた印象にできない」
そんなメンズは、ツーブロックも刈り上げも使わないナチュラルマッシュという選択肢もあります。
●自然派ナチュラルマッシュの特徴
・サイドは耳に少しかかる程度の長さを残す
・襟足も、地肌が見えるほどは短くしない
・ハサミだけでカットして、「自然に馴染んだ丸み」を重視
このスタイルのポイントは、
「バリカンではなく、ハサミベースで仕上げてほしい」
と伝えることです。
「ツーブロックや刈り上げはせず、ハサミベースで自然なナチュラルマッシュにしたいです。」
「耳まわりと襟足はスッキリさせつつ、地肌が見えすぎないようにしてもらえますか?」
とオーダーしてみてください。
●バリカンを使うかどうかをはっきり伝える
ナチュラルマッシュでも、サロンによっては何も言わなくても「軽くバリカンを入れる」が標準というお店もあります。
バリカンに抵抗がある場合や、自然さを最優先したい場合は、最初に一言そえておきましょう。
「もし可能であれば、バリカンは使わずに、ハサミだけで仕上げていただきたいです。」
逆に、「サイドだけはバリカンで整えても大丈夫です。」と伝えれば、「全く使わない」ではなく、必要な部分だけポイントで使うという設定もしてくれます。
●「膨らみは抑えたいけど、刈り上げたくない」場合の頼み方
サイドの膨らみが気になるけれど、ツーブロックや刈り上げは避けたい…というケースもありますね。
その場合は、
・サイドの「中のほう」の量だけ減らしてもらう
・表面の長さは残して、「見た目には自然なまま」にする
というカットが向いています。
「サイドの膨らみが気になるんですが、ツーブロックや刈り上げはせずに、中のほうの量を軽くする形で抑えてもらえますか?」
と伝えると、「自然だけど膨らまないサイド」のナチュラルマッシュに近づきます。
サイドや後ろの切り方、そして「何ミリで刈るか」は、ナチュラルマッシュの「清潔感」「攻め具合」「ビジネスとの相性」を決める、とても大きな要素です。
・ツーブロックで「さりげなくスッキリ」させるか
・刈り上げ/フェードで「しっかりキリッと」させるか
・それともバリカンを使わず「自然なナチュラルマッシュ」にするか
迷ったときは、
「仕事でどこまでOKか」
「あなたがどこまで攻めたいか」
を美容師さんに素直に相談しながら、刈り上げのミリ単位や刈り方を一緒に決めていくのがおすすめです。
前髪/分け目/ニュアンスの指定の仕方!

ナチュラルマッシュの印象をいちばん左右するのは、実は「前髪」と「分け目」、そして「ニュアンス」のつけ方だったりします。
●同じ長さ/同じシルエットでも、前髪を
・ぱっつん気味に下ろすのか
・73分けで流すのか
・ゆるふわに動かすのか
で、まったく別人に見えることもあります。
ただ、「ニュアンスでお願いします」「いい感じに前髪作ってください」だけだと、美容師さんとのイメージにズレが出やすいところでもあります。
このパートでは、
●73分けなど「分け目」を使ったナチュラルマッシュの頼み方
●「ニュアンス重視」のオーダーを、曖昧にせず伝えるコツ
●パーマ風/ゆるふわに仕上げたいときの、具体的な伝え方
などを、そのまま美容師さんに伝えられるセリフ付きで紹介していきます。
73分けなど前髪の分け目を使ったナチュラルマッシュの頼み方
前髪の分け目は、ナチュラルマッシュの「キャラ」を決める大事なパーツです。
・しっかり73分け → 大人っぽく/ビジネス寄り
・軽い分け目 → 抜け感/ほどよいこなれ感
・ほぼ下ろし → 柔らかい/少し若々しい印象
「分け目をどうするか」で、同じナチュラルマッシュでも方向性が変わります。
●73分けナチュラルマッシュのイメージ
いわゆる「七三分け」と聞くと、昔ながらの「きっちりビジネスヘア」を想像するかもしれませんが、ナチュラルマッシュと組み合わせると、
・サイドや後ろはマッシュの丸み
・前髪だけ73気味に流す
という「大人っぽさ+今っぽさ」のあるスタイルになります。
印象としては、
・スーツにも合う
・30代以上でも違和感がない
・「きちんとしてるけど、固すぎない」
といった感じです。
●オーダーするときのポイント
「分け目の位置」や「きっちり具合」も、人によって好みが違います。
・しっかり分けたいのか
・あくまで「分け目“っぽく”見える程度」がいいのか
を美容師さんに伝えましょう。
オーダー例:
「ナチュラルマッシュで、前髪は73分けっぽく流したいです。」
「きっちり分けるというより、軽く分け目が見えるくらいの自然な感じでお願いします。」
もう少し「きちんと感」を出したい場合は、
「スーツにも合うように、前髪は少ししっかりめの73分けでお願いしたいです。」
という言い方もアリです。
●生えぐせ/おでこの形も一緒に相談する
前髪の分け目は、
・生えグセ(勝手に割れる位置)
・おでこの広さ
・つむじの位置
などによっても「似合う場所」「作りやすい場所」が変わります。
なので、完璧な位置を自分で決めなくてもOKです。
「前髪は、自然に分かれやすい位置を活かして、73分けっぽく流せるようにしてもらえますか?」
と伝えれば、美容師さんがあなたの髪の生え方を見て、「ベストな分け目の位置」を提案してくれます。
ニュアンス重視のナチュラルマッシュの頼み方|「おまかせ」にしすぎない伝え方
「ガッツリ固めるより、自然なニュアンスで動く感じが好き」
「“きっちりセットしました感”は出したくない」
そんなメンズには、「ニュアンス重視のナチュラルマッシュ」が向いています。
ただ、「ニュアンスで」「自然な感じで」とだけ言うと、人によってイメージが違うので、仕上がりのズレが出やすいところです。
●「ニュアンス」と一緒に伝えたい3つの条件
1.ボリューム感
・ふんわり多めに見せたいのか
・なるべくコンパクトに抑えたいのか
2.束感の強さ
・束をハッキリ出したいのか
・ほとんど出さない、サラッとした感じにしたいのか
3.ツヤ感
・ほどよいツヤが欲しいのか
・ツヤは控えめ、マット寄りがいいのか
これをセットで伝えると、「ニュアンスの方向性」がかなり明確になります。
オーダー例:
「ナチュラルマッシュで、自然なニュアンス重視の仕上がりにしたいです。」
「ボリュームは少しふんわり出したいんですが、束感は強すぎず、ツヤも控えめな感じが好みです。」
これだけで、美容師さんは
・レイヤーの入れ方
・毛先の軽さ
・スタイリング剤の種類
をイメージしやすくなります。
●「おまかせ」ではなく「方向性だけ指定する」
全部を細かく指定しようとすると疲れてしまうので、
おすすめは、
・方向性(カジュアル寄り?ビジネス寄り?)
・好き or 嫌いな雰囲気
だけを伝える方法です。
「細かいところはお任せしたいんですが、
・仕事で浮かないこと
・カチッとしすぎず、自然なニュアンスがあること
この2つを大事にしたいです。」
といった伝え方なら、「丸投げ」ではなく「条件付きのおまかせ」になります。
●スタイリングの手間もセットで伝える
ニュアンススタイルは、「どのくらいセットするか」によっても変わります。
・「朝は3~5分くらいなら頑張れる」
・「ワックスは手ぐらいつける程度ならOK」
・「アイロンは使わない前提でお願いしたい」
など、普段のリアルな生活リズムも一緒に伝えましょう。
「朝はワックスをサッとつけるくらいならできるので、その範囲で自然なニュアンスが出るようにしてもらえますか?」
と一言あるだけで、「頑張らなくても再現できるニュアンスマッシュ」に寄せてもらいやすいです。
パーマ風/ゆるふわに仕上げたいときのナチュラルマッシュの頼み方
「ストレートすぎると重たく見える」
「もう少し、くしゃっとした“こなれ感”が欲しい」
そんなときに選択肢になるのが、「パーマ風/ゆるふわナチュラルマッシュ」です。
必ずしもパーマをかけなくても、
・くせ毛を活かす
・アイロンで軽く動きをつける
といった方法もありますが、ここでは「パーマをかける前提」の頼み方も含めてお話します。
●「強すぎないパーマ」の伝え方
ナチュラルマッシュに合わせるパーマは、基本的に「強すぎないゆるめ~中間くらい」が扱いやすいです。
・くるくるスパイラルパーマ
・ラーメンのような細かいカール
というよりは、
・毛先が軽く曲がる
・束で見ると、少しS字を描く
くらいのイメージです。
オーダー例:
「ナチュラルマッシュに、強すぎない“ゆるふわパーマ”を合わせたいです。」
「くるくるではなく、毛先が軽く曲がるくらいの、ナチュラルな動きになるようにお願いできますか?」
「パーマ感は出したいけど、職場で浮きたくない」のか、
「仕事でもOKな範囲で、できるだけおしゃれに寄せたい」のか、
その線引きも一緒に伝えると良いです。
●どこにパーマの動きをつけたいかを伝える
全体に均一にパーマをかけると、どうしても「やりました感」が強くなることもあります。
・トップ中心にボリュームを出したいのか
・前髪~顔まわりだけ、動きをつけたいのか
・サイドは控えめにして、広がりを抑えたいのか
を一緒に伝えると、よりイメージに近づきます。
「トップと前髪中心に動きが欲しくて、サイドは広がりすぎないように弱めにしてほしいです。」
という伝え方なら、「立ち上がり+表情はしっかり」+「横は膨らみすぎないゆるふわマッシュ」になりやすいです。
●アイロンでパーマ風にしたい場合の伝え方
「パーマをかけるのはまだ不安」という場合は、「ストレートアイロンでパーマ風に仕上げる前提」でカットしてもらうのもアリです。
・アイロンをよく使うかどうか
・どのくらいの頻度でアイロンを使えるのか
を美容師さんに伝えたうえで、
「普段はストレートアイロンで、毛先だけ軽く曲げてパーマ風にしたいです。」
「アイロンを通しても重くなりすぎないようなナチュラルマッシュにしてもらえますか?」
とお願いすれば、
・毛先の残し方
・レイヤーの入れ方
を「アイロン前提」で調整してくれます。
「前髪」「分け目」「ニュアンス」は、ナチュラルマッシュの中でも「あなたらしさ」がもっとも出るパーツです。
・73分けで大人っぽく寄せるのか
・ニュアンス重視で自然なラフさを出すのか
・パーマ風/ゆるふわで、こなれた雰囲気を足すのか
どのパターンも正解になり得ますが、
大事なのは、
・「どんな印象になりたいか」
・「どこまでセットに時間をかけられるか」
をあなたなりに整理して、美容師さんに素直に伝えることです。

セット/スタイリング別|ナチュラルマッシュの仕上げ方をオーダーで伝える!

同じナチュラルマッシュでも、「どこまでセットするか」によって、美容師さんのカットの仕方も仕上がりの方向性も変わってきます。
・ほぼ毎日ノーセットでいきたい人
・ワックスやバームでサッと整えたい人
・ストレートアイロンでしっかり形を作りたい人
・オン(仕事)とオフ(休日)で雰囲気を切り替えたい人
それぞれで「向いているカットのバランス」が違うので、「セットの習慣」を美容師さんに共有しておくことが、実はかなり重要だったりするんです。
このパートでは、
●ノーセット/セットなしで決まるナチュラルマッシュの頼み方
●自分に合うワックス/スタイリング剤まで含めたオーダーの仕方
●ストレートアイロン前提で「再現性の高い」ナチュラルマッシュにするコツ
●ビジネスとオフで雰囲気を切り替えやすい「アレンジ前提」の頼み方
を、実際に使える「頼み方」「オーダーの仕方」と一緒に紹介していきます。
ノーセット/セットなしで決まるナチュラルマッシュの頼み方
「朝は本当に時間がない」「スタイリング剤がベタつく感じが苦手」
そんなメンズにとっては、「何もつけなくてもある程度決まるナチュラルマッシュ」が理想ですよね。
ノーセット前提の場合、「カットの段階でどこまで形を作れるか」が勝負になります。
●ノーセット前提で意識したいポイント
1.乾かしただけで丸みとシルエットが出ること
トップとサイドの長さ/段差を、ブローに頼らなくても形になるように整えてもらう。
2.毛先が軽すぎないこと
スカスカだと、スタイリング剤なしでは広がりやすくなります。
3.髪質に合わせて「膨らみポイント」だけ抑えること
くせ毛/多毛のメンズは、耳周り/ハチ周りの量をしっかり調整。
美容師さんへのオーダー例:
「基本的にノーセットで過ごしたいので、乾かすだけで形になるナチュラルマッシュにしてほしいです。」
「ワックスなしでも、横が膨らみすぎないように調整してもらえますか?」
●「乾かし方」も一緒に教えてもらう
ノーセット派ほど、実は「乾かし方」がとても大事になってきます。
・前髪をどの方向に乾かすか
・トップを潰さないドライヤーの当て方
・分け目をどこで作るか
など、3分でできる「最低限の乾かし方」を教えてもらうだけで、仕上がりがかなり変わります。
「普段スタイリング剤は使わないので、乾かし方だけでも教えていただけますか?」
とお願いしておくと、カットだけでなく、自宅での再現性まで含めたナチュラルマッシュにしてもらえます。
ワックス/スタイリング剤の種類まで相談するナチュラルマッシュの頼み方
「毎朝ガッツリやるわけじゃないけど、軽くワックスくらいはつける」
そんなメンズは、「スタイリング剤の種類」と「セットの手間」に合わせたナチュラルマッシュにしておくと扱いやすくなります。
●スタイリング剤のタイプ別/仕上がりイメージ
ざっくり分けると、ワックスやスタイリング剤にはこんな違いがあります。
・マット系ワックス
→ ツヤ少なめ。ラフでこなれた質感。束感は控えめ~中くらい。
・クリーム/ファイバー系ワックス
→ ほどよいツヤと束感。動きも出しやすいバランス型。
・ジェル/グリース系
→ ツヤしっかり。カッチリ固めたいスタイル向き。
・バーム/ミルク系
→ ツヤとまとまり重視。柔らかくナチュラルに仕上がる。
ナチュラルマッシュなら、マット~クリーム系ワックス or バームあたりが使いやすいゾーンです。
●オーダー時に伝えたいポイント
・普段スタイリング剤を使うか
・どのくらい時間をかけられるか
・ツヤ感は欲しい or 控えめがいい
このあたりをセットで伝えましょう。
「普段はワックスを軽くつけるくらいです。」
「時間は3~5分くらいしかかけないので、そのくらいのセットで形になるナチュラルマッシュにしてほしいです。」
「ツヤは控えめで、自然な動きが出る感じが好みです。」
と言っておくと、美容師さんは「それに合うカット+スタイリング剤」を選んでくれます。
●その場で「あなたの髪に合うワックス」を教えてもらう
せっかくなら、カット後のスタイリングのタイミングで、
「今日使っているスタイリング剤って、僕の髪質にも合ってますか?」
「家で真似するなら、どんな種類のワックスやバームがいいですか?」
と聞いてみましょう。
・つける量
・手に広げる範囲
・つけ始めの位置(毛先から?根元付近から?)
まで教えてもらえると、翌日からの再現度が一気に上がります。
ストレートアイロンを使う前提のナチュラルマッシュの頼み方|家での再現性を高める
「毎朝とはいかないけど、しっかり決めたい日はアイロンも使う」
「うねりを伸ばしたり、毛先にカールをつけたい」
そんな「アイロン前提」のスタイリングをするメンズは、その前提をちゃんと美容師さんに伝えておくことが大事です。
●アイロン前提カットで大事なポイント
1.毛先に少し「遊べる長さ」を残すこと
短すぎるとアイロンを通しても動きがつきません。
2.段(レイヤー)の入れ方
表面の毛がほんのり短くなっていると、アイロンで動きをつけたときに立体感が出やすくなります。
3.重すぎないけど、スカスカにもならないバランス
アイロンで巻いたときに“ペタっ”とならないよう、内側の量感調整も重要です。
オーダー例:
「普段、ストレートアイロンを使ってセットすることが多いです。」
「アイロンを通したときに動きが出やすいように、毛先に少し長さを残して、表面には軽く段を入れてもらえますか?」
●「どこにカールをつけたいか」も伝える
アイロンで、
・前髪だけ
・トップ~前髪
・全体の毛先
どこに動きをつけたいかで、カットの設計も変わります。
「主に前髪とトップにアイロンを通して、軽く内巻き~S字っぽい動きを出したいです。」
といったイメージを伝えると、その動きが一番きれいに出るような長さ/量に設定してもらえます。
●「アイロンなしでも破綻しない」前提も大事
毎日必ずアイロンを使えるとは限らないので、
「アイロンを使う日はしっかり決めたいんですが、何もしない日でも、そこそこ形になるようにしたいです。」
と伝えておけば、
・ノーセットの日に変にハネてしまう
・アイロンを使わないと成立しないヘアスタイル
にはされにくくなります。
アレンジしやすいナチュラルマッシュの頼み方|ビジネスとオフを切り替えたいメンズ向け
「仕事中はきちんと見せたいけど、休みの日は少し崩してラフにしたい」
そんな「オンオフ切り替え」をしたいメンズには、「アレンジ前提のナチュラルマッシュ」がおすすめです。
●オン/オフでの使い分けイメージ
◇オン(仕事)
・前髪を軽く流す or 73分け寄りにセット
・ツヤ控えめで清潔感重視
◇オフ(休日)
・前髪を少し下ろし気味にして、動きを強めに
・ワックスやバームで束感/抜け感をプラス
この切り替えをしやすくするには、
・前髪の長さ
・サイド~トップのレイヤー
・スタイリング剤のセレクト
が重要になります。
●オーダー時の伝え方
「仕事中は落ち着いた雰囲気にしたいですが、休みの日は少しラフに動きを出したいです。」
「オンとオフで雰囲気を変えやすいナチュラルマッシュにしてもらえますか?」
具体的には、
◇オン用:軽く流すだけでまとまる前髪
◇オフ用:ワックスやアイロンで動きを出せる長さ
この両方を満たすような前髪/トップの設計になります。
●「2パターン」のスタイリングを教えてもらう
せっかくアレンジ性のあるカットにするなら、
「オンのときのセットの仕方と、オフのときのラフなセットの仕方、2パターン教えてもらえますか?」
とお願いしておきましょう。
・ブローの仕方
・ワックスのつけ方
・前髪の位置や分け方
を2通り教えてもらえれば、その日その日で「キャラを切り替えられるナチュラルマッシュ」になります。
セット/スタイリングは、単に「仕上げの話」ではなく、ナチュラルマッシュそのものの「作り方」に直結すると考えます。
・ノーセットで決まるようにしたいのか
・ワックスありきで動かしたいのか
・アイロンを使う前提なのか
・オンとオフで雰囲気を変えたいのか
これらを最初に美容師さんと共有しておくだけで、あなたの生活にフィットした「無理のないナチュラルマッシュ」にグッと近づきます。
ライフスタイル別|ヘルメット通勤/ビジネスシーンでのナチュラルマッシュ!

「ナチュラルマッシュにしたいけど、仕事柄むずかしそう…」
そう感じているメンズの多くは、「ライフスタイルとの両立」に不安を持っているのではないでしょうか。
・通勤や仕事中にヘルメットをかぶる
・一日中スーツで、お客様対応が多いビジネス職
・平日はきちんと感重視、休日はラフに見せたい
こういった生活スタイルごとに、ナチュラルマッシュを「どうアレンジしてオーダーするか」を考えていくのがこのパートのテーマです。
ここでは、
●ヘルメットをかぶってもペタンコになりにくく、整え直しやすいナチュラルマッシュ
●スーツに合う、清潔感と今っぽさを両立したビジネスナチュラルマッシュ
●平日と休日で「表情を変えやすい」2Wayヘアが可能なナチュラルマッシュ
を、それぞれ具体的なオーダー例つきで紹介していきます。
ヘルメットをかぶる仕事のメンズ向けナチュラルマッシュの頼み方|つぶれてもリカバーしやすい形
バイク通勤・自転車通勤・工事現場・配送業など、日常的にヘルメットをかぶるメンズにとって、
「ヘルメットを取った瞬間、髪型がぐちゃぐちゃ…」
は、かなり切実な悩みですよね。
ナチュラルマッシュでも、ヘルメット前提のカットとスタイリングを意識すれば、「復活しやすい髪型」にすることができます。
●ポイント①:トップに「完全なペタんこ」を防ぐ長さを残す
ヘルメットをかぶると、どうしてもトップは押さえつけられますが、少しでもリカバーしやすくするには、
・トップに「ある程度の長さと軽さ」を残しておく
・完全に重たい「のっぺりマッシュ」にしない
ことが大事です。
「ヘルメットをかぶる仕事なので、トップはつぶれても、手ぐしでふんわり戻しやすいように、少し軽さと長さを残してもらえますか?」
と頼むと、「ヘルメットありき」の考え方でカットしてくれます。
●ポイント②:サイドと襟足はヘルメットに当たらない長さに
サイドや襟足が長すぎると、
・ヘルメットの中で収まりきらない
・外したときにハネやうねりが強く出てしまう
といった問題が起きやすいです。
・サイド:耳にかかるか、少し出るくらいのスッキリ寄り
・襟足:襟に当たりにくい、短め~やや短め
を意識してオーダーすると、崩れにくくなります。
「ヘルメットをかぶるので、サイドと襟足はヘルメットの中で収まりやすい長さで、スッキリめにお願いします。」
●ポイント③:「手ぐしで戻せる」前提でスタイリングを組む
ヘルメットを取ったあとに、
トイレや休憩スペースで、手ぐしと少量のスタイリング剤だけで整えられる・・・
これが理想です。
美容師さんには、
「ヘルメットを取ったあとに、手ぐしと少しのワックスだけで整え直せるようなスタイルにしたいです。」
と伝えると、
・復活させやすい前髪の長さ
・つぶれても形が戻りやすいレイヤーの入れ方
を意識してカットしてくれます。
スーツに合うビジネスナチュラルマッシュの頼み方|清潔感と今っぽさのバランス
毎日スーツ、取引先との打ち合わせも多い!
そんなビジネスマンの方の中には、
「ナチュラルマッシュにしてみたいけど、チャラく見えないか、職場で浮かないか不安…」
という気持ちがあると思います。
ですが、ポイントさえ押さえれば、ナチュラルマッシュは「ビジネス寄りの大人ヘア」としても十分成立します。
●ビジネスナチュラルマッシュの3つの条件
1.おでこや眉周りを「隠しすぎない」
眉がしっかり見える or ギリギリかかるくらいが目安です。
2.耳まわりと襟足はスッキリ
「耳が半分以上見える」「襟足はシャツの襟にかからない」くらいだと清潔感が出やすいです。
3.極端なツヤ/束感は控えめ
バキバキの束感/テカテカのワックスは避け、マット~自然なツヤでまとめると好印象になります。
オーダー例:
「スーツでも浮かないビジネス寄りのナチュラルマッシュにしたいです。」
「前髪は眉が見えるくらいで、耳まわりと襟足はスッキリめに、清潔感重視でお願いできますか?」
「セットしたときも、ツヤが出すぎない自然な感じが好みです。」
●「真面目すぎない」今っぽさを少し足す
完全な「昔ながらのビジネスヘア」に寄せすぎると、せっかくのナチュラルマッシュの良さが消えてしまうこともあります。
・前髪は軽く流せるようにカット
・トップに少し動きを出せるようなレイヤーを入れる
など、ほんの少し「今っぽさを残す」のがポイントです。
「基本は落ち着いた感じで、でも休日には少し動きをつけて楽しめるような、さりげなく今っぽいナチュラルマッシュにしたいです。」
と一言添えると、オン/オフ両方で使いやすいスタイルに寄せてもらえます。
オフの日はラフに楽しめる2Wayヘアが可能なナチュラルマッシュの頼み方
「平日はお客様や上司の目があるけど、休日くらいは少し崩して楽しみたい」
そんな「2Wayヘア」を求めるメンズには、スタイリング次第で印象が変えられるナチュラルマッシュがおすすめです。
●「2Wayヘア」ナチュラルマッシュの考え方
◇オン(平日):
・前髪は軽く流す/少し分ける
・トップはふんわりさせつつ、動きは控えめ
◇オフ(休日):
・前髪を少し下ろして、束感やラフな動きを強めに
・サイド/トップにワックスやバームをなじませて、抜け感を出す
この「オン/オフ切り替え」をしやすくするために、
・前髪の長さ
・レイヤーの入れ方
・重さの残し方
が大事になってきます。
●美容師さんへのオーダー例
「平日は落ち着いた印象で、休日は少しラフに崩して楽しめる、2Wayヘアが可能なナチュラルマッシュにしたいです。」
「前髪は仕事の日は流して、休みの日は少し下ろせるくらいの長さが理想です。」
これをベースに、
◇オン用スタイリング:ツヤ控えめ、動き少なめ
◇オフ用スタイリング:束感多め、動き強め
といった「2パターンのセット」を教えてもらうと、シーンに合わせて雰囲気を変えられるようになります。
●「切り替えスイッチ」になる簡単アレンジを教えてもらう
最後に、美容師さんにぜひ頼んでほしいのがこれです。
「オンとオフで雰囲気を切り替える、簡単なセットの違いを教えてもらえますか?」
「ワックスの量やつけ方も知りたいです。」
・前髪の位置の違い
・ワックスを「根元寄り」につけるか、「毛先中心」にするか
・どこを立ち上げるか / 押さえるか
など、「ここを変えたらオフモードになりますよ」というスイッチポイントを教えてもらえると、自宅でも再現しやすくなります。
ライフスタイルに合わせて、ナチュラルマッシュはいくらでも「仕事寄り」「休日寄り」にチューニングできる髪型です。
・ヘルメット通勤でも崩れにくい工夫
・スーツに合う清潔感と今っぽさのバランス
・オン/オフで表情を切り替えやすい2Wayヘア
これらを美容師さんと共有しながらカットしてもらえば、「仕事もプライベートも、どちらも楽しめるナチュラルマッシュ」に近づいていきます。

失敗しないための「美容師さんへの具体的な頼み方」テンプレ!

ここまで、
・年代別
・顔型/骨格別
・髪質/お悩み別
・長さ/シルエット別
・サイドや刈り上げの「何ミリ」問題
・前髪・分け目・ニュアンス
・セット/ライフスタイル別
と、「ナチュラルマッシュの頼み方のパーツ」を細かく見てきました。
とはいえ、いざ美容室の席に座ると、
「えっと……とりあえずナチュラルマッシュで……」
みたいに、うまくまとめて伝えられないことも多いと思います。
そこで最後に、
・カウンセリングで何を伝えればいいか分かる【チェックリスト】
・スマホ写真(OK例/NG例)を使った具体的なオーダーの仕方
・もしイメージ通りにならなかったときの「次回の頼み方」テンプレ
をまとめておきます。
「これをそのまま読めば美容師さんに伝えられる」レベルの頼み方テンプレが手元に残るはずです。
(・・・たぶん)
カウンセリングで必ず伝えたいことチェックリスト(年代/仕事/髪質/悩み)
まずは、ナチュラルマッシュに限らず、どの髪型をオーダーするときにも役立つ「自己紹介テンプレ」から整理していきます。
●テンプレ① カウンセリングのゴールは「自分の条件を共有すること」
美容師さんはプロですが、あなたの
・年齢/仕事
・髪のクセ/量
・セットの習慣
・好き嫌い
までは、話してみないと分かりません。
そこで、以下の項目をざっくり頭に入れておき、ナチュラルマッシュを頼む前にまとめて伝えてしまうのがおすすめです。
●カウンセリングで伝えたいことチェックリスト
話す内容を整理しやすいように、項目ごとに箇条書きにしてみます。
【1. 基本情報】
・年代:
例)「40代です」「50代前半です」
・仕事:
例)「営業職です」「接客業です」「工場勤務でヘルメットをかぶります」
【2. ライフスタイル/服装】
・普段の服装:
例)「ほぼスーツです」「私服はカジュアル寄りです」
・仕事中に大事にしたいイメージ:
「清潔感重視」「落ち着いた感じ」「若々しさも欲しい」
【3. 髪質/毛量・これまでの悩み】
・髪の特徴:
「くせ毛です/天パが強いです」
「猫っ毛でペタッとしやすいです」
「縮毛矯正をかけています」
「トップの薄毛が気になっています」
・これまでの髪型でイヤだったこと:
「横がすぐ膨らむのが悩みでした」
「前髪がすぐ目にかかって邪魔でした」
【4. セットの習慣】
・毎朝どのくらい時間をかけられるか:
「ほぼノーセットです」
「ワックスをサッとつけるくらいならできます」
「アイロンも、頑張れば5分くらいなら使えます」
【5. 今回の優先順位】
「今回はとにかくセットのしやすさ重視で」
「多少手間がかかっても、見た目優先でいきたいです」
【6. NGポイント】
「重くなりすぎてヘルメットみたいに見えるのは避けたいです」
「前髪が短すぎるのはイヤです」
「派手なツーブロックや極端な刈り上げはNGです」
●テンプレ② そのまま使える「自己紹介テンプレ」例文
上のチェックリストをまとめて、実際に美容師さんにこう伝えてみてください。
「今日はナチュラルマッシュにしたいと思っています。」
「40代で、普段はスーツで営業の仕事をしています。」
「髪質はくせ毛で、横が膨らみやすいのが悩みです。」
「朝はワックスをサッとつけるくらいならできるんですが、あまり長くはセットに時間をかけられません。」
「今回は、仕事で浮かない清潔感を重視しつつ、若作りに見えない範囲で、ナチュラルマッシュに寄せたいです。」
「ヘルメットっぽく重く見えるのだけは避けたいです。」
ここまで伝えた上で、
「この条件で似合うナチュラルマッシュを、一緒に考えてもらえますか?」
と締めれば、「かなり精度の高いカウンセリング」がスタートします。
スマホ写真/NG例を見せながらナチュラルマッシュをオーダーするコツ
言葉だけでイメージを共有するのは、どうしても限界があります。
そこでぜひ活用したいのが、「スマホの写真(髪型画像)」です。
●①:写真(髪型画像)は「OK例」と「NG例」の両方を用意する
ベストなのは、次の2種類を1~2枚ずつ用意することです。
・「こういうナチュラルマッシュが理想に近い」という『OK例』
・「こうはなりたくない」という『NG例』
『OK例』は、
・前髪の雰囲気(下ろしている/流している)
・全体の重さ(軽め/重め)
・サイドのスッキリ具合
などを見て選ぶと良いです。
『NG例』は、
・「前髪が重すぎる」
・「サイドが膨らみすぎ」
・「刈り上げが強すぎる」
といった、あなたにとって「やりたくない要素」が強く出ている写真を選びましょう。
●②:見せながら具体的に「ここが好き/嫌い」を言う
写真(髪型画像)を見せるときは、ただ「こんな感じで」と見せるだけではなく、
・好きな点
・真似したくない点
を言葉で添えると、グッと伝わりやすくなります。
『OK例』の見せ方:
「この写真のナチュラルマッシュがイメージに近いです。」
「前髪の長さと、サイドのスッキリ感が好きです。」
「ただ、もう少しだけ軽さがあってもいいかなと思っています。」
『NG例』の見せ方:
「この写真のように、前髪が真っすぐ重すぎるマッシュにはしたくないです。」
「あと、サイドがふくらみすぎると、顔が大きく見えそうで不安です。」
こうすると、美容師さんは
・「どこを寄せればいいか」
・「どこを外せばいいか」
の両方を理解したうえでカットの設定が決まっていきます。
●③:あなたの「ビフォー写真」も撮っておくと、次回に活きる
可能であれば、
・カット前のあなたの髪型
・カット後のナチュラルマッシュ
の写真も、自分のスマホに残しておきましょう。
もし今回やってみて、
・「ここは気に入った」
・「ここはもう少しこうしたい」
という点が出てきたときに、次回のカウンセリング材料として使えます。
「前回はこんな感じに切ってもらいました。」
「すごく良かったんですが、前髪だけもう少し短くても良いかなと思っていて…」
と、写真を見せながら相談すると、より「あなた好みのナチュラルマッシュ」に近づけていけます。
イメージ通りにならなかったときの次回の頼み方の見直し方
どれだけ丁寧に伝えても、初回から100点満点の仕上がりにならないこともあります。
大事なのは、そのときに
・「自分にはナチュラルマッシュは似合わない」と諦める
・「なんとなく不満のまま」次回も同じオーダーをしてしまう
のではなく、『次に活かすための見直し』をすることです。
●①:「何がどう違ったのか」を言語化してみる
家に帰ってから、鏡を見ながら簡単にメモを取ってみましょう。
前髪:
・長さは?(短い / ちょうど良い / 長い)
・重さは?(重い / 軽い)
サイド:
・膨らみは?(出ている / 抑えられている)
・長さは?(耳にかかる / 出ている)
襟足:
・スッキリ感は?(好み / 短すぎる / 長すぎる)
全体の印象:
・「若作りに見える」or「落ち着きすぎて地味」
・「清潔感はあるか」
こうやって一度整理しておくと、次回のカウンセリングで「より具体的に」修正希望を伝えられます。
●②:次回の頼み方テンプレ
2回目以降に行くときは、ストレートに「前回のここをこう変えたい」と伝えてOKです。
「前回のナチュラルマッシュ、とても良かったんですが、前髪が少し長く感じたので、今回は1cmくらい短くしたいです。」
「サイドは、もう少しだけ膨らみを抑えたいです。」
「全体の雰囲気は前回と同じ方向でお願いしたいです。」
逆に、あまりしっくり来なかった場合も、
「前回のスタイルで、前髪が重くて、おでこが全く見えない感じが気になりました。」
「横も少しボリュームが出すぎて、頭が大きく見える気がしました。」
「今回は、前髪は少し軽くしておでこも少し見えるように、サイドはもう少しタイトめにお願いしたいです。」
というふうに、「どこをどう変えたいのか」を具体的に伝えればOKです。
●③:担当を変えるべきか迷ったときの考え方
一度でぴったりハマらなかったからといって、すぐにお店や担当を変える必要はありません。
・話しをよく聞いてくれるか
・修正点を一緒に考えてくれるか
・改善の提案をしてくれるか
こういった姿勢があれば、むしろ2回目3回目のほうが「あなた専用のナチュラルマッシュ」に近づきやすいです。
もし、
・話をあまり聞いてもらえない
・こちらの希望を軽く流される
といった感覚が続くようであれば、他の美容室/理容室を試してみるのもアリです。
このセクションでは、
・事前カウンセリングで何を伝えればいいか
・写真(髪型画像)を使ってイメージを共有するコツ
・うまくいかなかったときに、次回に活かす頼み方
までをまとめてお伝えしてきました。
ここまでの内容と組み合わせれば、あなたはもう、
「なんとなく“ナチュラルマッシュで”と頼んで、仕上がりは運任せ…」
という状態から卒業できます。
・年代
・顔型/髪質/悩み
・仕事やライフスタイル
・セットの習慣
これらを踏まえたうえで、「あなただけのナチュラルマッシュの頼み方」を、美容師さんと一緒に作っていってみてください。
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スマートマッシュは、横髪を刈り上げたマッシュスタイルの髪型です。サイドとバックはスッキリとした印象になります。基本はツーブロックではない刈り上げにする点がポイントです。
「刈り上げあり」のスマートマッシュの頼み方については、顔型と刈り上げる高さのバランスが大切です。卵型や小顔の人は、後髪の4分の1ほどを刈り上げるがいいでしょう。
丸顔やホームベース型の人は、もっと上の3分の1くらいまで刈り上げるとすっきりした印象になります。仕上げに関しては、エアリー感を出したスマートマッシュに仕上げるとお洒落になります。
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まとめ
「ナチュラルマッシュの正しい頼み方|丸顔/ベース顔/薄毛/ヘルメット通勤までカバーする大人メンズの最強オーダー攻略!」について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
ナチュラルマッシュは「若い人だけの髪型」ではなく、年代/顔型/髪質/ライフスタイルに合わせて、大人メンズこそ似合わせやすい万能スタイルだと言えます。
この記事では、基本の考え方から、20代~60代の年代別、丸顔/ベース顔などの骨格別、くせ毛/猫っ毛/縮毛矯正/薄毛といった髪質/悩み別、長さ/ツーブロック/刈り上げ/前髪/分け目/セット方法まで、具体的な頼み方を整理してきました。
最後に紹介した「美容師さんへの伝え方テンプレ」も合わせて使えば、あなたの条件や希望を言葉にしやすくなるはずです。あとはこの記事を参考に、「あなたらしいナチュラルマッシュ」を美容師さんと一緒に作っていくだけです。

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